色あせた木の外壁がよみがえる|キシラデコールで仕上げる木部塗装の工程と職人のこだわり
色あせた木の外壁がよみがえる|キシラデコールで仕上げる木部塗装
木の外壁やバルコニーは、紫外線と雨風によって少しずつ色が抜け、黒ずみやカサつきが目立ってきます。見た目の問題だけでなく、放置すると木そのものが腐り、板の交換という大がかりな工事につながることもあります。今回は、色あせが進んだバルコニーの木部を塗り替えた工事をご紹介します。
使用した塗料|キシラデコール
木材保護塗料の定番として、50年近く使われ続けている塗料です。最大の特徴は「浸透タイプ」であること。一般的な外壁塗料が表面に膜をつくって守るのに対し、キシラデコールは成分が木の内部に浸み込んで木を守ります。
そのため、経年で塗膜がめくれたり剥がれたりすることがなく、木が呼吸できるので内部に湿気を閉じ込めません。さらに、浸み込んだ成分が腐れ・カビ・虫から木材を守るため、見た目を整えると同時に木そのものの寿命を延ばしてくれます。仕上がりは木目が透けて見える半透明。木の質感を残したいお住まいに最適な塗料です。
施工のポイント|仕上がりはケレンで決まる
ケレンとは、古い塗料や傷んだ表面を削り落とし、下地を整える作業です。キシラデコールは木に浸み込んで効果を出す塗料なので、表面に色あせた層が残っていると塗料がそこで止まり、色ムラや効果不足の原因になります。広い面は電動サンダー、窓まわりや板の重なり部分は手作業のやすりがけと道具を使い分け、本来の木肌が出るまで削り込みました。完成後は見えなくなる工程ですが、ここを省くと数年で差が出ます。
木部塗装での注意点
木部は、外壁材の中でも塗り替えサイクルが短い部位です。一般的には3〜5年に一度の塗り替えが推奨されており、10年周期の外壁塗装と同じ感覚でいると傷みが進んでしまいます。
また、同じ色を塗っても木の種類や傷み具合によって発色が変わるため、色にこだわる場合は目立たない場所での試し塗りをおすすめしています。浸透タイプの塗料は木の色が透けるぶん、濃い色から薄い色への変更が難しいという点も知っておいていただきたいところです。
施工時期にも注意が必要です。雨の日や湿度の高い日は乾燥不良やムラの原因になり、乾く前に雨に当たると塗料が流れ落ちてしまうこともあります。工期に余裕を持たせ、「今日は塗らない」と判断できることも木部塗装では大切な仕事だと考えています。
まとめ
木は腐ってしまうと塗装では直せません。板の交換になれば費用は塗装の何倍にもなります。「まだ大丈夫かな」と感じる時期こそが、塗り替えの最適なタイミングです。木部で気になる箇所がありましたら、お気軽にご相談ください。
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