棟板金のクギ浮き、放っておいて大丈夫?
強風の前に知っておきたい点検と塗装のポイント
こんにちは。川崎市麻生区で外壁・屋根塗装をしている、BASE LABの坂本です。
屋根のいちばん上には、「棟板金(むねばんきん)」という金属のカバーがかぶせてあります。屋根の面と面が合わさる部分を雨から守る部品です。
この棟板金を留めているクギは、年数がたつと少しずつ浮いてきます。今回は、クギ浮きを見つけたときに何を確認すればいいのか、そして塗装するときに何が大切なのかをお話しします。
この記事のポイント
- クギが浮く原因と、見ておきたい3つの箇所
- 「打ち直し」で済むか「交換」が必要かの分かれ目
- 板金の塗装で手を抜けない下地処理
1. クギが浮くのはなぜ?見ておきたい3つの箇所
金属の棟板金は、日中の日差しで温まって伸び、夜に冷えて縮む、という動きを毎日くり返しています。この動きで、横から打ってあるクギが少しずつ押し出されていきます。
ただし、クギが浮いている=すぐに全部交換、というわけではありません。点検では、次の3つもあわせて確認します。
① 継ぎ目のコーキング
板金同士のつなぎ目をふさいでいるコーキング(すき間を埋める材料)が、割れたりやせたりしていないか。
② 表面のサビ
サビが広がって、板金そのものが傷んでいないか。
③ 中の木材(貫板)
板金の下でクギを受け止めている木材「貫板(ぬきいた)」が、入り込んだ雨水で傷んでいないか。
クギが浮いたままだと、すき間に風が入り、板金があおられて外れることがあります。特に注意したいのは③です。中の木材が傷んでいると、クギをしっかり押さえられなくなります。
2. 「打ち直し」で済む?「交換」が必要?
補修の方法は、中の木材(貫板)の状態で変わります。
木材が傷んでいるのにクギを打ち直すだけでは、またすぐに浮いてきてしまいます。逆に、木材が問題なければ、全部を交換する必要はありません。状態を見てから決めることが大切です。
3. 板金の塗装は「下地処理」で差が出ます
固定し直したあとは塗装で仕上げます。金属の塗装では、塗る前の下準備がとても大切です。
ケレン(サビ落とし・目荒らし)
ヤスリや専用の道具で古いサビや汚れを落とし、表面に細かな傷をつけます。つるつるの金属に塗料を塗っても密着しにくいため、塗料の「足がかり」をつくる作業です。
サビ止めの下塗り
サビ止め塗料を下塗りします。上に塗る塗料が良いものでも、ここを省くとサビが出やすくなります。
屋根の作業には足場が必要です。外壁塗装で足場を組むときに、棟板金の固定と塗装もあわせて行うと、足場を組むのが一度で済みます。
よくあるご質問
Q. クギが浮いているか、自分で確認できますか?
A. 屋根に上るのは危ないので、絶対にやめてください。2階の窓から1階の屋根が見えるお宅なら、そこの板金を見てみるくらいにとどめましょう。気になる場合は、業者に点検を頼むのが安心です。
Q. 風の強い日に、屋根から「パタパタ」と音がします。
A. 板金が浮いて、風で動いている可能性があります。音の原因はほかにも考えられますが、早めに点検を受けることをおすすめします。
Q. 打ち直しか交換か、どうやって決めるのですか?
A. 実際に屋根に上がり、浮いたクギを抜いてみたり、ビスを打ったときに木材がしっかり効くかを確かめたりして判断します。写真をお見せしながらご説明します。
Q. 屋根の板金だけお願いすることはできますか?
A. できます。ただ、屋根の作業には足場が必要です。外壁塗装をご検討中なら、同じタイミングで行うと足場を組むのが一度で済みます。
Q. 見積書に「ケレン」と書いていません。
A. 「下地処理」などの名前でまとめて書かれていることもあります。サビ落としや目荒らしが含まれているか、業者に確認してみてください。
まとめ
棟板金は、地上からはなかなか見えない場所です。クギ浮きは少しずつ進むので、気づかないまま年数がたっていることもあります。
補修は、中の木材の状態を見て「打ち直し」か「交換」かを決めます。塗装では、ケレンとサビ止めをきちんと行うことが長持ちにつながります。
「屋根の状態を一度見てほしい」「外壁塗装と一緒に屋根も相談したい」という方は、お気軽にご連絡ください。














